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乳がん検診で「要精密検査」と言われたら

10月 15, 2026

乳がん検診の結果が届き、そこに「要精密検査」の文字を見つけると、不安になってしまう方も多いのではないでしょうか。「乳がんだったらどうしよう」「すぐに病院へ行ったほうがいい?」「精密検査では何をするの?」さまざまなことが頭に浮かぶかもしれません。まず知っておいていただきたいのは、「要精密検査」と判定されたからといって、乳がんと診断されたわけではないということです。要精密検査とは、検診だけでは判断できなかった部分について、より詳しい検査を行い、異常があるかどうかを確認するためのものです。この記事では、乳がん検診で要精密検査と言われたときに知っておきたいことや、実際に行われる検査、受診の流れについてご紹介します。

「要精密検査」は乳がんの診断ではありません

乳がん検診は、乳がんの可能性がある方を見つけ出すための検査です。
小さな変化を見逃さないよう、少しでも気になる所見があれば「精密検査を受けてください」という判定になることがあります。
実際には、要精密検査となった方の中には、詳しく調べた結果、良性の変化であると確認される方も多くいらっしゃいます。
一方で、検診だけでは判断できなかった早期の乳がんが、精密検査によって見つかることもあります。
つまり「要精密検査」は、乳がんと決まったという意味ではなく、「良性か悪性かを詳しく確認しましょう」というサインです。

精密検査では何をするの?

精密検査では、検診で見つかった「気になる影」や「しこり」などについて、その性質を詳しく調べます。
病変の状態に応じて、以下のような検査を組み合わせて行います。

検査 方法 主に分かること
マンモグラフィ(追加撮影) 乳房専用のレントゲンで撮影 石灰化や病変の広がりなど
超音波検査(エコー) 超音波を当てて画像化 しこりの形や内部の状態、血流など
穿刺吸引細胞診 細い針で細胞を採取 細胞レベルでの異常の有無
針生検 やや太い針で組織を採取 がんの有無や性質
吸引式乳腺組織生検 吸引しながら組織を採取 石灰化など、より詳しい組織診断

どの検査が必要になるかは、検診結果や病変の状態によって異なります。
たとえば、液状の病変や分泌物などについて調べる際には細胞診を行うことがあり、より多くの組織を採取して詳しく調べる必要がある場合には、針生検や吸引式乳腺組織生検を行います。
当院では、必要に応じて吸引式乳腺組織生検「セレロ」を使用しています。
細胞診や組織検査は、いずれも5~10分程度で終了します。

「怖いから少し様子を見よう」はおすすめできません

「精密検査を受けるのが怖い」「もう少し気持ちが落ち着いてから受診しよう」
そう思ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、精密検査を先延ばしにしても、良性なのか悪性なのかを確認することはできません。

検査を受けることで初めて分かることがあります

どれだけ心配していても、検査をしなければ病変の性質は分かりません。
精密検査を受けることで、良性であることが確認できれば不安の軽減につながります。

早期発見によって治療の選択肢が広がります

乳がんは、早期に発見することで治療の選択肢が広がる可能性があります。
病状によっては、乳房温存手術など、身体への負担や術後の生活への影響を考慮した治療を検討できる場合もあります。

「様子を見る」間も不安は続きます

検査を受けないまま時間が過ぎると、「大丈夫だろうか」という不安を抱え続けることになります。
不安を小さくするためにも、まずは必要な検査を受け、現在の状態を確認することが大切です。
乳がんで大切なのは、早期発見・早期治療です。

精密検査の流れ

STEP

01

ご予約

お電話またはWEB予約からご予約ください。
当院は完全予約制です。

STEP

02

ご来院・問診

これまでの検診結果を確認し、気になる症状などについてお伺いします。
検診結果の通知書や、画像CDなどをお持ちの場合はご持参ください。

STEP

03

検査

マンモグラフィや超音波検査を中心に、必要な精密検査を行います。
院長を除き、可能な限り女性技師・女性スタッフが対応しています。

STEP

04

結果説明

当日に結果を確認できる検査については、乳腺専門医が分かりやすくご説明します。
細胞診や針生検を行った場合は、結果が出るまで1~2週間程度かかるため、後日ご来院いただき、改めて結果をご説明します。

他院で乳がん検診を受けた方もご相談いただけます

「検診を受けた病院では、精密検査の予約がなかなか取れない」
「一度、乳腺の専門医に相談してみたい」
このような場合もご相談いただけます。
当院では、乳がん検診から精密検査、治療、治療後のフォローまでを一つのクリニックで行える体制を整えています。

よくあるご質問

精密検査は痛いですか?

検査の種類によって異なります。
マンモグラフィは乳房を圧迫して撮影するため、張りや痛みを感じる場合がありますが、できる限り負担を抑えながら撮影します。
細胞診や針生検では、検査内容に応じて局所麻酔を使用することがあります。
痛みに不安がある方は、事前にスタッフへお伝えください。

仕事の合間でも通院できますか?

診療時間は、水曜日・日曜日を除く9:30~18:30(最終診察受付18:00)です。
大阪駅、京阪中之島線 渡辺橋駅、JR北新地駅、大阪メトロ西梅田駅からアクセスしやすい場所にあり、お仕事帰りにも通院していただきやすい立地です。

豊胸をしていますが、精密検査を受けられますか?

はい。
シリコンバッグや脂肪注入など、豊胸術後の方の乳がん検診・精密検査にも対応しています。
超音波検査を中心に、必要に応じてマンモグラフィを行いながら状態を確認します。

要精密検査と言われたら、まずは状態を確認しましょう

「要精密検査」は、乳がんの診断ではありません。
精密検査によって詳しく調べることで、初めて良性なのか、さらに治療が必要なのかを判断できます。
不安な状態のまま過ごすのではなく、まずは乳腺専門医に相談し、必要な検査を受けることが大切です。
検診結果で「要精密検査」と判定された方や、乳房に気になる症状がある方は、早めの受診をご検討ください。