化学療法とは

化学療法とは、抗がん剤を使ってがん細胞の増殖を抑える治療です。手術後の再発予防を目的とした「術後補助化学療法」と、手術前に腫瘍を縮小させることを目的とした「術前化学療法」があります。複数の薬剤を組み合わせることで効果を高め、がんの性質・ホルモン受容体の状態・病期などに応じて方針が決まります。
大阪市北区・梅田のブレストクリニック堂島では、化学療法が必要と判断された場合に連携医療機関をご紹介し、治療中も継続してフォローします。
化学療法が行われる場面
術前化学療法
手術前に腫瘍を縮小させて温存手術を可能にしたり、薬剤の効果を確認したりする目的で行われます。
術後補助化学療法
手術後に残存する可能性のあるがん細胞を抑え、再発リスクを下げることを目的に行われます。
再発・転移がある場合
全身に働きかける治療として実施されます。
当院の化学療法フォロー体制
連携医療機関をご紹介した後も、治療中は定期的にご来院いただき、状態を確認しながらサポートを続けます。
旅行や大切な行事など、患者様のご予定に合わせて治療スケジュールを調整することも可能です。感染対策を徹底しながら、治療中も日常の楽しみを大切にしていただきたいと考えています。
治療前の丁寧な事前説明
治療開始前には、副作用の経時変化グラフ・治療スケジュール表・メーカー作成のパンフレットなどを使って、いつどのような副作用が出やすいかを丁寧に説明しています。事前に知っておくことで、副作用が出た時に慌てず対処できる状態で治療に臨んでいただけるよう、準備を一緒に整えます。
副作用とその対策
吐き気・倦怠感
吐き気は化学療法の代表的な副作用ですが、制吐薬の進歩によって多くのケースでコントロールが可能になっています。投与後2~3日間が最も症状が出やすい時期で、食事は少量をこまめに摂ることが対策として有効です。倦怠感は治療期間中に断続的に現れることがあります。口内炎への対策も事前にご説明しており、食事の注意事項も一緒に確認します。
脱毛
薬剤の種類によっては、治療開始から2~3週間後に脱毛が始まることがあります。当院では脱毛を少しでも軽減するための手段として、頭皮冷却装置(PAXMAN)を希望される患者様にご案内しています。
末梢神経障害
一部の薬剤では、手足のしびれや感覚の変化(末梢神経障害)が起こることがあります。当院では冷却グローブを使用して点滴中に手を冷やす方法をご案内しており、しびれのリスクを軽減する取り組みを行っています。
アピアランスケア(見た目のケア)
化学療法による外見の変化に対しては、ウィッグや帽子の活用に加え、眉毛の脱毛が気になる方へのアートメイクのご案内も行っています。乳房再建後の乳輪のアートメイクにも対応しており、治療を経た後の外見を整えるサポートも当院の役割の一つと考えています。